換気扇掃除って、なぜか「よし、やるか」と思った日に限って手強いんですよね。
前日に唐揚げとか作ってたりして。「油、今日に限って元気じゃん…」ってなる。
でも安心してください。換気扇掃除は力技じゃなく段取りです。
この記事では、レンジフードで多い シロッコファン、昔ながらの プロペラ換気扇の両方に対応して、
- 何をどう外して、どこまで洗うか
- 洗剤は何が正解か(アルミ注意点も)
- つけ置きの作り方と“落ちない時の追加技”
- 二度と地獄にならない予防策
- 依頼すべきライン(プロ清掃の使いどころ)
まで、これ1本で迷わないようにまとめます。
目次
- 1 換気扇掃除が必要な理由
- 2 掃除頻度の目安(これを基準にすると詰まない)
- 3 まず確認:あなたの換気扇はどっち?
- 4 掃除前の準備(ここで9割決まる)
- 5 換気扇掃除の“勝ちパターン”3原則
- 6 【シロッコファン】レンジフードの掃除手順(いちばん多いタイプ)
- 7 【プロペラ換気扇】壁付けタイプの掃除手順
- 8 しつこい油汚れの攻略法(“落ちない”を終わらせる)
- 9 絶対にやらないで!換気扇掃除のNG集
- 10 掃除をラクにする“予防”が一番コスパいい
- 11 プロに頼むべきライン(頑張らない判断も正解)
- 12 よくある質問(Q&A)
- 13 迷わないためのチェックリスト(コピペ用)
- 14 まとめ:換気扇掃除は「熱×つけ置き×段取り」で終わる
換気扇掃除が必要な理由
換気扇は「空気を吸う機械」なので、油が溜まるとテキメンに調子が落ちます。
換気扇を放置すると起きがちなこと
- 吸い込みが弱くなる(煙やニオイが部屋に残る)
- ベタつきが周囲に広がる(壁・吊り戸棚が地味に汚れる)
- 運転音が大きくなる(ファンに油の膜がついてバランスが崩れる)
- 電気代がじわっと上がる(効率が落ちて同じ換気量を出しづらい)
- 油汚れが固着して、次回の掃除が数倍だるくなる
結局、換気扇掃除は「一気にやる」より、薄いうちに落とすのが最強です。
掃除頻度の目安(これを基準にすると詰まない)
「どれくらいで掃除すべき?」の目安は、料理頻度で変わります。
毎日料理する人
- フィルター(外側):2週間〜1か月に1回
- 整流板・フード表面:週1回サッと拭く
- ファン(内部):2〜3か月に1回(少なくとも半年に1回)
週2〜3回くらいの人
- フィルター:1〜2か月に1回
- ファン:半年に1回
あまり料理しない人
- フィルター:2〜3か月に1回
- ファン:年1回でもOK(ただし年末にまとめて…は固着しがち)
「今すぐやった方がいい」サイン
- 換気扇を触ると指がベタつく
- フィルターが茶色い膜で光っている
- 換気が弱い/音がうるさい
- キッチンのニオイが残る
当てはまったら“旬”です。今日がその日です。
まず確認:あなたの換気扇はどっち?
換気扇のタイプで、外す部品と注意点が変わります。
シロッコファン(レンジフードに多い)
- フードの中に筒状のファン(くるくるした羽)が入っている
- フィルター、整流板(板みたいなパネル)があることが多い
- つけ置きが効く=掃除が楽になりやすい
プロペラ換気扇(壁付けに多い)
- 羽がむき出しで見える(扇風機みたい)
- モーター部に水を入れないのが超重要
- 分解はシンプルだが、モーター周りは慎重に
掃除前の準備(ここで9割決まる)
換気扇掃除は “準備ゲー” です。準備が勝てば、あとは勝手に落ちます。
安全の基本(絶対にやる)
- 電源OFF(できればコンセントを抜く/ブレーカーOFF)
- 作業中に誤ってスイッチを入れない
- ゴム手袋(できれば厚手)
- 目に入ると痛いので、洗剤が強いときはメガネもあると安心
あるとラクな道具
- キッチンペーパー、古布
- ゴミ袋(部品を入れたり、周りを汚さない用)
- 使い古し歯ブラシ、スポンジ
- 竹串 or 綿棒(細い溝に)
- バケツ or 大きめ洗い桶
- 50〜60℃くらいのお湯(熱が正義)
- アルカリ系洗剤:市販の油汚れ用洗剤 / セスキ / 重曹
- 食器用中性洗剤(仕上げ用)
アルミ注意!
レンジフード部品(特にフィルターや整流板)がアルミの場合、強いアルカリ洗剤で変色することがあります。
「アルミ可」と書いてある洗剤を選ぶか、目立たない場所で試してからが安心です。
換気扇掃除の“勝ちパターン”3原則
ここだけ覚えると、もう迷いません。
① 熱で油をゆるめる(お湯は50〜60℃)
油は冷えると固まり、温めるとゆるみます。
「こすって落とす」から「溶かして落とす」へ。
② つけ置きで落とす(30分〜1時間)
油汚れは“時間”で落ちます。腕力ではありません。
③ 最後は中性洗剤で仕上げる
アルカリ洗剤を使った後は、仕上げに中性洗剤で洗っておくとベタ戻りしにくいです。
【シロッコファン】レンジフードの掃除手順(いちばん多いタイプ)
ここから実践です。手順通りにやれば、初めてでも大丈夫。
作業の全体像
- 電源OFF・養生
- フィルターと整流板を外す
- つけ置き(フィルター&ファン)
- フード内部を拭く
- すすいで乾燥 → 組み戻し
1)養生:周囲を汚さない“下準備”
養生のやり方
- コンロ周りに新聞紙 or ゴミ袋を敷く
- シンク周りも濡れるのでタオルを置く
- 部品を置くスペースを確保(ここがないと地獄)
2)フィルター・整流板を外す
機種によって留め具が違いますが、だいたい「手前に引く」「つまみを回す」系です。
外したらまずやること
- キッチンペーパーで表面のベタ油を軽く拭く
→ これだけで、つけ置き液が汚れで一瞬で死ぬのを防げます。
3)つけ置き:最短で落とす“本番”
つけ置き液の作り方(おすすめ2パターン)
A:市販の油汚れ用洗剤(最短)
- 洗い桶にお湯(50〜60℃)
- 洗剤は製品表示に従って投入
- 30分〜1時間放置
B:セスキ or 重曹(手に入りやすい)
- お湯 2〜3L
- セスキ:大さじ1〜2 目安
- 重曹:大さじ2〜3 目安(セスキより少し多め)
- 30分〜1時間放置
つけ置きのコツ
- 途中でひっくり返す(浸かりムラ対策)
- 汚れが強い面は上にして、洗剤液をかけ足すのもアリ
4)シロッコファンを外して洗う(できる範囲でOK)
機種によりますが、中心の固定パーツ(ナット/キャップ)を外すとファンが抜けます。
※不安なら、取扱説明書の手順優先で。無理に外して破損はもったいないです。
ファン掃除のポイント
- 外したら、まずペーパーで油を拭き取る
- つけ置き30分〜1時間
- 羽の溝は歯ブラシで軽くなぞる(ゴシゴシ不要)
ベタつきが残るときの追加技(H4)
- 洗剤を直接スプレー → 5〜10分放置 → ブラシ
- 重曹ペースト(重曹+少量の水でクリーム状)を塗って10分
- どうしても落ちない“黒い固着”は、無理に削らず「もう一回つけ置き」が安全で確実
5)フード内部(本体側)を拭く
注意:モーター部は濡らしすぎない
レンジフード内部には電装部があります。
基本は「洗剤を布に付けて拭く」。水をジャバジャバはNG。
拭き掃除の手順
- アルカリ洗剤を薄めて布に含ませ、油の膜を拭く
- 仕上げに水拭き → 乾拭き
- 角や段差は綿棒・竹串で
6)すすぎ・乾燥・組み戻し
すすぎの注意
- 洗剤が残るとベタつきの原因になるので、しっかりすすぐ
- すすぎ後は完全乾燥(水分が残るとニオイ&サビの原因)
乾燥のコツ
- タオルで水気を取ってから、風通しの良いところへ
- 時間がないときは、キッチンペーパーで挟んで水抜き
【プロペラ換気扇】壁付けタイプの掃除手順
プロペラ型はシンプルですが、モーターを濡らさないが最重要です。
1)電源OFF&カバーを外す
- 前面カバーを外す
- プロペラ(羽)は中心の留め具を外して取り外す
- ここでもまずペーパーで油を拭く
2)プロペラの洗い方
つけ置きが有効
- 洗い桶+50℃くらいのお湯
- 油汚れ用洗剤 or セスキ
- 20〜40分つけ置き
- スポンジで軽くこする(溝は歯ブラシ)
3)本体側(モーター周辺)は基本“拭き”
- 洗剤を布につけて拭く
- 水拭き→乾拭き
- 内部に水を入れない
しつこい油汚れの攻略法(“落ちない”を終わらせる)
「つけ置きしたのに、まだ茶色い膜が取れない」あるあるです。ここで焦って金たわしに行くと、部品が傷ついて逆に汚れがつきやすくなります。
落ちない原因はだいたいこの3つ
- お湯の温度が低い(油が固いまま)
- つけ置き時間が短い(油がまだ動いてない)
- 洗剤の力が足りない(油に対してアルカリ不足)
追加の一手(おすすめ順)
① もう一度、熱いお湯でつけ置き(最強)
同じ洗剤でも温度と時間で全然違います。
② 洗剤“直塗り”→放置
スプレーして5〜10分置くと、膜がふやけます。
③ 重曹ペーストで“貼り付け”
垂直面やフード内部のベタつきに強い。(※アルミは変色することがあるので注意)
絶対にやらないで!換気扇掃除のNG集
やる気がある人ほどミスりがちなので、先に止めておきます。
混ぜるな危険系
- 塩素系漂白剤と酸性洗剤(クエン酸等)を混ぜない
→ 有害ガス発生の危険。洗剤の併用はしない。
物理で破壊しがち系
- 金たわし・硬いブラシでゴシゴシ(コーティングが傷む)
- 無理に分解して爪を折る(元に戻らないと悲しい)
機械的に危ない系
- 電源ONのまま掃除
- モーター部に水をかける/つけ置きする
地味に失敗する系
- 組み戻し前に乾燥不足(ニオイ・サビ・故障の原因)
- アルミ部品に強アルカリで変色(戻りません)
掃除をラクにする“予防”が一番コスパいい
換気扇は「掃除のテク」より「汚れをためない仕組み」が効きます。
今日からできる予防策
① フィルターを定期交換 or こまめ洗い
外側フィルターが綺麗だと、内部の汚れが激減します。
② 整流板・フード表面は“週1拭き”
アルカリ洗剤を薄めてサッと。1分で終わります。
③ 揚げ物が多い週は「ここだけ拭く」
- フードの手前側
- フィルター周り
油ミストが当たりやすい場所だけでも価値があります。
プロに頼むべきライン(頑張らない判断も正解)
正直、換気扇掃除は「やれば落ちる」けど、状況によってはプロが最短です。
プロ依頼がおすすめなケース
- 1年以上放置して固着が強い
- 分解が不安、機種が複雑
- 音がうるさい/異音がする
- 時間がない(年末に詰むタイプ)
依頼前に知っておくと良いこと
- 作業範囲(ファンまで分解するか、フード内までか)は業者で違う
- ついでにコンロ周りも頼めるプランがあることも
- 予約が混む時期(年末)は早めが安心
よくある質問(Q&A)
Q. 掃除したのにベタつきが残る
A. すすぎ不足か、内部に油膜が残っていることが多いです。
フィルターはしっかりすすぎ、フード内は「水拭き→乾拭き」までがセット。
Q. 換気扇の音がまだうるさい
A. ファンの汚れ残りか、取り付けが甘い可能性があります。
羽の溝や中心部の油が残るとバランスが崩れます。組み戻しも再確認を。
Q. どの洗剤が一番おすすめ?
A. 最短で済ませたいなら市販の油汚れ用洗剤。
ナチュラル寄りならセスキ。重曹は補助として優秀。
※アルミ部品が多いなら“アルミ可”表示を優先。
Q. 賃貸でも分解していい?
A. 基本はOKですが、無理な分解は避け、説明書どおりに。
不安なら「フィルター・整流板・手が届く範囲の拭き掃除」まででも効果は大きいです。
迷わないためのチェックリスト(コピペ用)
掃除前
- 電源OFF(可能ならコンセント/ブレーカー)
- ゴム手袋・養生(新聞紙/ゴミ袋)
- お湯50〜60℃を用意
- 洗剤(油汚れ用/セスキ)+中性洗剤
掃除中
- まずペーパーで油を拭く
- つけ置き30分〜1時間
- 溝は歯ブラシで“なぞる”
- 本体側は拭き掃除(モーター濡らさない)
掃除後
- しっかりすすぎ
- 完全乾燥
- 組み戻し&試運転
まとめ:換気扇掃除は「熱×つけ置き×段取り」で終わる
換気扇掃除って、最初の一歩が重いだけで、手順に乗ると意外とスルスル進みます。
大事なのは、こすり倒すことじゃありません。
- お湯で油をゆるめる
- つけ置きで分解する
- 仕上げはすすぎ&乾燥
- 予防で“次回の自分”を助ける
これで、換気扇掃除は「年末の大仕事」から「定期メンテ」に変わります。次にフィルターがうっすら茶色くなってきたら、思い出してください。
“薄いうちに落とす”のが、結局一番ラクですよ。

