もうベタベタしない!換気扇掃除のやり方|頻度・洗剤・分解ポイントまで網羅

換気扇掃除って、なぜか「よし、やるか」と思った日に限って手強いんですよね。

前日に唐揚げとか作ってたりして。「油、今日に限って元気じゃん…」ってなる。

でも安心してください。換気扇掃除は力技じゃなく段取りです。

この記事では、レンジフードで多い シロッコファン、昔ながらの プロペラ換気扇の両方に対応して、

  • 何をどう外して、どこまで洗うか
  • 洗剤は何が正解か(アルミ注意点も)
  • つけ置きの作り方と“落ちない時の追加技”
  • 二度と地獄にならない予防策
  • 依頼すべきライン(プロ清掃の使いどころ)

まで、これ1本で迷わないようにまとめます。

目次

換気扇掃除が必要な理由

換気扇は「空気を吸う機械」なので、油が溜まるとテキメンに調子が落ちます。

換気扇を放置すると起きがちなこと

  • 吸い込みが弱くなる(煙やニオイが部屋に残る)
  • ベタつきが周囲に広がる(壁・吊り戸棚が地味に汚れる)
  • 運転音が大きくなる(ファンに油の膜がついてバランスが崩れる)
  • 電気代がじわっと上がる(効率が落ちて同じ換気量を出しづらい)
  • 油汚れが固着して、次回の掃除が数倍だるくなる

結局、換気扇掃除は「一気にやる」より、薄いうちに落とすのが最強です。

掃除頻度の目安(これを基準にすると詰まない)

「どれくらいで掃除すべき?」の目安は、料理頻度で変わります。

毎日料理する人

  • フィルター(外側):2週間〜1か月に1回
  • 整流板・フード表面:週1回サッと拭く
  • ファン(内部):2〜3か月に1回(少なくとも半年に1回)

週2〜3回くらいの人

  • フィルター:1〜2か月に1回
  • ファン:半年に1回

あまり料理しない人

  • フィルター:2〜3か月に1回
  • ファン:年1回でもOK(ただし年末にまとめて…は固着しがち)

「今すぐやった方がいい」サイン

  • 換気扇を触ると指がベタつく
  • フィルターが茶色い膜で光っている
  • 換気が弱い/音がうるさい
  • キッチンのニオイが残る

当てはまったら“旬”です。今日がその日です。

まず確認:あなたの換気扇はどっち?

換気扇のタイプで、外す部品と注意点が変わります。

シロッコファン(レンジフードに多い)

  • フードの中に筒状のファン(くるくるした羽)が入っている
  • フィルター、整流板(板みたいなパネル)があることが多い
  • つけ置きが効く=掃除が楽になりやすい

プロペラ換気扇(壁付けに多い)

  • 羽がむき出しで見える(扇風機みたい)
  • モーター部に水を入れないのが超重要
  • 分解はシンプルだが、モーター周りは慎重に

掃除前の準備(ここで9割決まる)

換気扇掃除は “準備ゲー” です。準備が勝てば、あとは勝手に落ちます。

安全の基本(絶対にやる)

  • 電源OFF(できればコンセントを抜く/ブレーカーOFF)
  • 作業中に誤ってスイッチを入れない
  • ゴム手袋(できれば厚手)
  • 目に入ると痛いので、洗剤が強いときはメガネもあると安心

あるとラクな道具

  • キッチンペーパー、古布
  • ゴミ袋(部品を入れたり、周りを汚さない用)
  • 使い古し歯ブラシ、スポンジ
  • 竹串 or 綿棒(細い溝に)
  • バケツ or 大きめ洗い桶
  • 50〜60℃くらいのお湯(熱が正義
  • アルカリ系洗剤:市販の油汚れ用洗剤 / セスキ / 重曹
  • 食器用中性洗剤(仕上げ用)

アルミ注意!

レンジフード部品(特にフィルターや整流板)がアルミの場合、強いアルカリ洗剤で変色することがあります。

「アルミ可」と書いてある洗剤を選ぶか、目立たない場所で試してからが安心です。

換気扇掃除の“勝ちパターン”3原則

ここだけ覚えると、もう迷いません。

① 熱で油をゆるめる(お湯は50〜60℃)

油は冷えると固まり、温めるとゆるみます。

「こすって落とす」から「溶かして落とす」へ。

② つけ置きで落とす(30分〜1時間)

油汚れは“時間”で落ちます。腕力ではありません。

③ 最後は中性洗剤で仕上げる

アルカリ洗剤を使った後は、仕上げに中性洗剤で洗っておくとベタ戻りしにくいです。

【シロッコファン】レンジフードの掃除手順(いちばん多いタイプ)

ここから実践です。手順通りにやれば、初めてでも大丈夫。

作業の全体像

  1. 電源OFF・養生
  2. フィルターと整流板を外す
  3. つけ置き(フィルター&ファン)
  4. フード内部を拭く
  5. すすいで乾燥 → 組み戻し

1)養生:周囲を汚さない“下準備”

養生のやり方

  • コンロ周りに新聞紙 or ゴミ袋を敷く
  • シンク周りも濡れるのでタオルを置く
  • 部品を置くスペースを確保(ここがないと地獄)

2)フィルター・整流板を外す

機種によって留め具が違いますが、だいたい「手前に引く」「つまみを回す」系です。

外したらまずやること

  • キッチンペーパーで表面のベタ油を軽く拭く
    → これだけで、つけ置き液が汚れで一瞬で死ぬのを防げます。

3)つけ置き:最短で落とす“本番”

つけ置き液の作り方(おすすめ2パターン)

A:市販の油汚れ用洗剤(最短)

  • 洗い桶にお湯(50〜60℃)
  • 洗剤は製品表示に従って投入
  • 30分〜1時間放置

B:セスキ or 重曹(手に入りやすい)

  • お湯 2〜3L
  • セスキ:大さじ1〜2 目安
  • 重曹:大さじ2〜3 目安(セスキより少し多め)
  • 30分〜1時間放置

つけ置きのコツ

  • 途中でひっくり返す(浸かりムラ対策)
  • 汚れが強い面は上にして、洗剤液をかけ足すのもアリ

4)シロッコファンを外して洗う(できる範囲でOK)

機種によりますが、中心の固定パーツ(ナット/キャップ)を外すとファンが抜けます。

※不安なら、取扱説明書の手順優先で。無理に外して破損はもったいないです。

ファン掃除のポイント

  • 外したら、まずペーパーで油を拭き取る
  • つけ置き30分〜1時間
  • 羽の溝は歯ブラシで軽くなぞる(ゴシゴシ不要)
ベタつきが残るときの追加技(H4)
  • 洗剤を直接スプレー → 5〜10分放置 → ブラシ
  • 重曹ペースト(重曹+少量の水でクリーム状)を塗って10分
  • どうしても落ちない“黒い固着”は、無理に削らず「もう一回つけ置き」が安全で確実

5)フード内部(本体側)を拭く

注意:モーター部は濡らしすぎない

レンジフード内部には電装部があります。

基本は「洗剤を布に付けて拭く」。水をジャバジャバはNG。

拭き掃除の手順

  • アルカリ洗剤を薄めて布に含ませ、油の膜を拭く
  • 仕上げに水拭き → 乾拭き
  • 角や段差は綿棒・竹串で

6)すすぎ・乾燥・組み戻し

すすぎの注意

  • 洗剤が残るとベタつきの原因になるので、しっかりすすぐ
  • すすぎ後は完全乾燥(水分が残るとニオイ&サビの原因)

乾燥のコツ

  • タオルで水気を取ってから、風通しの良いところへ
  • 時間がないときは、キッチンペーパーで挟んで水抜き

【プロペラ換気扇】壁付けタイプの掃除手順

プロペラ型はシンプルですが、モーターを濡らさないが最重要です。

1)電源OFF&カバーを外す

  • 前面カバーを外す
  • プロペラ(羽)は中心の留め具を外して取り外す
  • ここでもまずペーパーで油を拭く

2)プロペラの洗い方

つけ置きが有効

  • 洗い桶+50℃くらいのお湯
  • 油汚れ用洗剤 or セスキ
  • 20〜40分つけ置き
  • スポンジで軽くこする(溝は歯ブラシ)

3)本体側(モーター周辺)は基本“拭き”

  • 洗剤を布につけて拭く
  • 水拭き→乾拭き
  • 内部に水を入れない

しつこい油汚れの攻略法(“落ちない”を終わらせる)

「つけ置きしたのに、まだ茶色い膜が取れない」あるあるです。ここで焦って金たわしに行くと、部品が傷ついて逆に汚れがつきやすくなります。

落ちない原因はだいたいこの3つ

  • お湯の温度が低い(油が固いまま)
  • つけ置き時間が短い(油がまだ動いてない)
  • 洗剤の力が足りない(油に対してアルカリ不足)

追加の一手(おすすめ順)

① もう一度、熱いお湯でつけ置き(最強)

同じ洗剤でも温度と時間で全然違います。

② 洗剤“直塗り”→放置

スプレーして5〜10分置くと、膜がふやけます。

③ 重曹ペーストで“貼り付け”

垂直面やフード内部のベタつきに強い。(※アルミは変色することがあるので注意)

絶対にやらないで!換気扇掃除のNG集

やる気がある人ほどミスりがちなので、先に止めておきます。

混ぜるな危険系

  • 塩素系漂白剤と酸性洗剤(クエン酸等)を混ぜない
    → 有害ガス発生の危険。洗剤の併用はしない。

物理で破壊しがち系

  • 金たわし・硬いブラシでゴシゴシ(コーティングが傷む)
  • 無理に分解して爪を折る(元に戻らないと悲しい)

機械的に危ない系

  • 電源ONのまま掃除
  • モーター部に水をかける/つけ置きする

地味に失敗する系

  • 組み戻し前に乾燥不足(ニオイ・サビ・故障の原因)
  • アルミ部品に強アルカリで変色(戻りません)

掃除をラクにする“予防”が一番コスパいい

換気扇は「掃除のテク」より「汚れをためない仕組み」が効きます。

今日からできる予防策

① フィルターを定期交換 or こまめ洗い

外側フィルターが綺麗だと、内部の汚れが激減します。

② 整流板・フード表面は“週1拭き”

アルカリ洗剤を薄めてサッと。1分で終わります。

③ 揚げ物が多い週は「ここだけ拭く」

  • フードの手前側
  • フィルター周り
    油ミストが当たりやすい場所だけでも価値があります。

プロに頼むべきライン(頑張らない判断も正解)

正直、換気扇掃除は「やれば落ちる」けど、状況によってはプロが最短です。

プロ依頼がおすすめなケース

  • 1年以上放置して固着が強い
  • 分解が不安、機種が複雑
  • 音がうるさい/異音がする
  • 時間がない(年末に詰むタイプ)

依頼前に知っておくと良いこと

  • 作業範囲(ファンまで分解するか、フード内までか)は業者で違う
  • ついでにコンロ周りも頼めるプランがあることも
  • 予約が混む時期(年末)は早めが安心

よくある質問(Q&A)

Q. 掃除したのにベタつきが残る

A. すすぎ不足か、内部に油膜が残っていることが多いです。

フィルターはしっかりすすぎ、フード内は「水拭き→乾拭き」までがセット。

Q. 換気扇の音がまだうるさい

A. ファンの汚れ残りか、取り付けが甘い可能性があります。

羽の溝や中心部の油が残るとバランスが崩れます。組み戻しも再確認を。

Q. どの洗剤が一番おすすめ?

A. 最短で済ませたいなら市販の油汚れ用洗剤
ナチュラル寄りならセスキ。重曹は補助として優秀。

※アルミ部品が多いなら“アルミ可”表示を優先。

Q. 賃貸でも分解していい?

A. 基本はOKですが、無理な分解は避け、説明書どおりに。

不安なら「フィルター・整流板・手が届く範囲の拭き掃除」まででも効果は大きいです。

迷わないためのチェックリスト(コピペ用)

掃除前

  • 電源OFF(可能ならコンセント/ブレーカー)
  • ゴム手袋・養生(新聞紙/ゴミ袋)
  • お湯50〜60℃を用意
  • 洗剤(油汚れ用/セスキ)+中性洗剤

掃除中

  • まずペーパーで油を拭く
  • つけ置き30分〜1時間
  • 溝は歯ブラシで“なぞる”
  • 本体側は拭き掃除(モーター濡らさない)

掃除後

  • しっかりすすぎ
  • 完全乾燥
  • 組み戻し&試運転

まとめ:換気扇掃除は「熱×つけ置き×段取り」で終わる

換気扇掃除って、最初の一歩が重いだけで、手順に乗ると意外とスルスル進みます。

大事なのは、こすり倒すことじゃありません。

  • お湯で油をゆるめる
  • つけ置きで分解する
  • 仕上げはすすぎ&乾燥
  • 予防で“次回の自分”を助ける

これで、換気扇掃除は「年末の大仕事」から「定期メンテ」に変わります。次にフィルターがうっすら茶色くなってきたら、思い出してください。

“薄いうちに落とす”のが、結局一番ラクですよ。