お風呂の天井に、いつの間にか増える黒い点々。
「見ないふり」で済ませていたら、気づいた時には面積が拡大していてゾッとするやつです。
しかも天井のカビ取りって、上から薬剤が垂れるイメージがあって怖い…。
安心してください。天井カビはスプレー直噴きしなくても、安全な手順でちゃんと落とせます。
この記事では、軽度〜重度のレベル別に、必要な道具、塩素系の安全な使い方、やってはいけないNG、再発防止まで“これ1本”で分かるようにまとめました。
目次
- 1 お風呂 天井 カビ取り|安全に落として、二度と増やさない完全ガイド
- 2 まず結論:天井カビ取りの正解は「レベル別に手を変える」こと
- 3 お風呂の天井にカビが生える理由(ここを知ると予防できる)
- 4 作業前に絶対やる:安全対策(天井カビ取りは“危なくない”が最優先)
- 5 天井の素材チェック(傷めないための分岐)
- 6 用意するもの(レベル別に)
- 7 レベル別:お風呂天井カビ取りのやり方(ここから本番)
- 8 天井カビ取りでよくある失敗(NG集)
- 9 仕上げ:天井カビを「落としたあと」にやると再発が激減すること
- 10 再発させない!お風呂天井の防カビ習慣(ここが本当のゴール)
- 11 よくある質問(Q&A)
- 12 すぐ使えるチェックリスト(コピペOK)
- 13 まとめ:天井カビは「安全に落として、乾かして、増やさない」
お風呂 天井 カビ取り|安全に落として、二度と増やさない完全ガイド
天井の黒カビって、見つけた瞬間に心がザワつきますよね。
壁のカビなら「まあ…掃除すれば…」と思えるのに、天井は距離がある分だけ恐怖が増す。スプレーした薬剤が目に入るんじゃないか、服に付くんじゃないか、息で吸うんじゃないか。分かります。怖い。
でも結論から言うと、お風呂の天井カビ取りは
- 直噴きしない
- 湿布(しっぷ)で当てる
- 最後は乾燥させ切る
この3点を守れば、かなり安全に・かなり高確率で片付きます。
ここからは「今すぐ落としたい人」も「もう増やしたくない人」も迷わないように、順番にいきます。
まず結論:天井カビ取りの正解は「レベル別に手を変える」こと
天井の黒カビは、状態によって最適解が変わります。ムダ打ちを減らすために、最初にざっくり分けます。
軽度(点が少ない・薄い・触ると粉っぽい)
- 目立つのは点々が数個〜数十個
- 黒というよりグレーっぽい
- 発生して間もない感じ
→ アルコール拭き(除菌)で済むことが多い
中度(黒い点が広がっている・くっきり黒い)
- 点が増えてきた
- 黒が濃い、輪郭がくっきり
→ 塩素系(カビ取り剤)の湿布法が効く
重度(面で広がる/素材の奥まで染みてそう/何度も再発)
- 天井の広範囲が黒ずむ
- 何度掃除してもすぐ戻る
- 結露がひどい、換気扇が弱い、漏水疑い
→ プロ or 根本原因(換気・漏水)対策が必要
「たぶん中度かな…」という人が一番多いので、この記事は中度を軸にしつつ、軽度と重度の対処も全部載せていきます。
お風呂の天井にカビが生える理由(ここを知ると予防できる)
お風呂の天井がカビる理由は、シンプルに言うとこれです。
- 湿度が高い
- 天井は温度差で結露しやすい
- 石けんカス・皮脂・シャンプーのミストが天井にも付着する
- カビの胞子は空気中に普通にいる
→ 条件が揃うと、勝手に繁殖する
さらに天井が厄介なのは、カビが増えたときに
- 胞子が落ちてくる
- 見えない範囲で広がりやすい
- 掃除のハードルが高く、放置されがち
この3点。だから「天井に点々」を見つけたら、早めが正義です。
作業前に絶対やる:安全対策(天井カビ取りは“危なくない”が最優先)
天井掃除は、床や壁より事故りやすいです。ここはマジで丁寧にいきましょう。
最重要:塩素系は「目・呼吸・肌」から守る
塩素系カビ取り剤を使う可能性があるなら、最低でもこれ。
必須アイテム(ケチらないで)
- ゴム手袋(できればロングタイプ)
- ゴーグル or メガネ(目を守る)
- マスク(できれば密着度の高いもの)
- 汚れてOKな服(長袖推奨)
天井は薬剤が落ちやすいので、目の保護は本当に大事です。
換気:換気扇ON+窓 or ドアで空気の通り道を作る
- 換気扇を回す
- 可能なら窓を少し開ける
- ドアは浴室の換気設計によるけど、基本は換気扇が吸える状態を作る(ドア下の隙間(給気)を塞がない、換気が弱いならドアを少し開けて補助、な))
とにかく「こもらせない」。これが第一。
足場:椅子はNG、踏み台はOK(ガタつかないもの)
- 椅子の上に乗るのは危険
- できれば滑り止め付き踏み台
- 床が濡れていると滑るので、作業前に床を軽く拭く
混ぜるな危険:塩素系と酸性は絶対に併用しない
ここは何回でも言います。
- 塩素系カビ取り剤
- 酢、クエン酸、酸性洗剤
- アンモニア系
これらは混ぜない、連続使用しない。残留でも反応することがあります。
天井の素材チェック(傷めないための分岐)
お風呂場の天井は、意外と素材がいろいろです。
よくある素材
- ユニットバスのパネル(樹脂・化粧板)
- 塗装面(塗装が弱いと漂白で色ムラになることも)
- 凹凸のある天井(汚れが残りやすい)
注意ポイント(ここだけ覚えて)
- 強い薬剤は、素材によって変色・ツヤ落ちすることがある
- まずは目立たない場所で試す(小さい範囲で)
- ゴシゴシ擦りすぎると表面が傷つく → そこに汚れが再付着しやすい
「落とす」より「傷めない」が長期的には勝ちます。
用意するもの(レベル別に)
ここから実際の道具です。「あるものだけでやる」も可能ですが、天井は“届く道具”があると勝率が跳ねます。
共通(どのレベルでも)
- ゴム手袋、ゴーグル、マスク
- マイクロファイバークロス(2〜3枚)
- バケツ(または洗面器)
- 50〜60℃のお湯(軽度・すすぎに)
- 踏み台
- ゴミ袋(使用済みペーパーや手袋を捨てる)
軽度(アルコールでいけそう)
- 消毒用エタノール(またはアルコールスプレー)
- 中性洗剤(必要なら)
中度(塩素系の出番)
- 塩素系カビ取り剤(浴室用)
- キッチンペーパー(湿布用)
- ラップ(湿布の乾燥防止に使う場合)
- 柄の長いワイパー/モップ(クロスを挟めるタイプが便利)
天井に向かってスプレー直噴きはしない前提で、「塗る・当てる」ための道具を用意するのがコツです。
レベル別:お風呂天井カビ取りのやり方(ここから本番)
ここからは、軽度→中度→重度の順で、具体的な手順を書きます。
あなたの症状に近いところを選べばOK。
【軽度】アルコール拭きで落とす(安全&時短)
「点が少ない」「できたてっぽい」なら、まずこれで十分なことが多いです。
手順(軽度)
1)換気して、天井を“乾いた状態”にする
湯気が残っていると効果が落ちるので、換気扇を回して少し乾かす。
急いでいるなら、乾いたクロスでサッと拭いて水分を減らすだけでもOK。
2)アルコールを“クロスに吹く”(天井に直噴きしない)
天井に直接吹くと垂れやすいので、
クロスにスプレー → そのクロスで天井を拭く、が基本です。
3)点々を中心に、優しく拭く
ゴシゴシではなく、押し当てて拭き取るイメージ。
凹凸がある場合は、クロスを少し折って角で当てると取りやすい。
4)乾拭きして終了
湿り気が残ると再発しやすいので、最後に乾拭き。
できれば換気扇は30分くらい回しておくと完璧。
軽度で落ちないときは?
黒が濃い/拭いても薄くならないなら、中度扱いで塩素系へ進みます。
無理に擦ると天井が傷つくだけなので、潔く次へ。
【中度】塩素系カビ取り剤で落とす(天井は“湿布法”が安全で最強)
ここが本命です。天井カビ取りの最適解は「湿布(しっぷ)」。
なぜ湿布法が良いの?
- 天井に直接スプレーしないので、目に入るリスクが激減
- 薬剤がカビに“接触し続ける”ので効きやすい
- ゴシゴシしなくていい(傷めにくい)
手順(中度):湿布法の完全版
0)浴室内のものを片付ける&床の水気を取る
滑り対策。作業が終わるまで天井から何かが落ちてもいいように、床にタオルを敷くのもアリです。
1)換気扇ON、ゴーグル&手袋装備
ここからは安全装備つけっぱなしで。
2)キッチンペーパーを“カビの範囲より少し大きめ”に切る
天井の点々部分を覆えるサイズに。
大きくしすぎると重みで落ちるので、最初は小さめでOK。
3)ペーパーに塩素系カビ取り剤を染み込ませる(※ゴム手袋必須)
ポイントは「ペーパーがヒタヒタ」くらい。
ただし滴るほどは危険なので、軽く絞れる程度が扱いやすいです。
4)ペーパーを天井に貼り付ける(モップ/ワイパーが便利)
直接手で貼る場合は踏み台が必要ですが、ワイパーで押し当てる方式だと安全性が上がります。
5)必要ならラップで上から覆う(乾燥防止)
天井は垂直面と違って、放置中に乾きやすいことがあります。
乾きそうなら、ペーパーの上にラップを軽く当てて密着させると効きが安定します。(ただし落下しやすくなるので、無理はしない)
6)放置:10〜20分(製品の説明に従う)
長く置けばいいわけではなく、規定時間が基本。
放置しすぎは素材へのダメージや変色の原因になります。
7)ペーパーを剥がして捨てる(そのままゴミ袋へ)
天井から落ちる可能性があるので、ゆっくり。
剥がしたペーパーはビニール袋に即IN。
8)水拭き(ここ超重要)→乾拭き
塩素系の成分が残ると、時間差で劣化・ニオイの原因になることがあります。
- 水で濡らして固く絞ったクロスで拭く
- もう一枚で水拭き(2回やると安心)
- 最後に乾拭き
- 換気扇をしばらく回す
9)換気と後片付け
手袋を外して手洗い。使ったクロスは水洗いして干す。
浴室の床に薬剤が落ちている場合があるので、最後に床も軽く流す(安全な範囲で)。
【中度】の“落ちない”を潰す追加テク(しつこい黒カビ用)
湿布法でもうっすら残る場合、原因はだいたい2つです。
- カビが素材の奥まで入り込んでいる
- 薬剤の接触が足りない(乾いた、密着してない)
追加テク1:同じ手順を「もう1回」やる(これが最強)
擦らずに、時間で落とす。
2回目でスッと消えること、普通にあります。
追加テク2:小さめの湿布にして“確実に密着”させる
大きいペーパーが落ちるなら、小さくして点々をピンポイントで狙う方が成功率が上がります。
追加テク3:凹凸天井は「クロスで押し当てる」時間を作る
ワイパーで湿布を押さえつつ、最初の1分だけ軽く圧をかけて密着させると効きが安定します。
【重度】広範囲・再発が速い・漏水疑いは“根本原因”を疑う
ここまでやっても
- すぐ再発する(1〜2週間で戻る)
- 天井全体に広がる
- 黒ずみが「シミ」っぽい
- 天井の隅がいつも湿っている
- 上階からの水漏れが疑わしい
この場合は、単なる表面カビじゃない可能性があります。
重度で検討したいこと
1)換気扇が弱ってないか(吸い込み低下)
フィルターや換気扇周りが汚れていると、浴室が乾きにくくなります。
天井カビは「乾かない浴室」のサインでもあります。
2)浴室乾燥や24時間換気の見直し
- 入浴後、最低でも1〜2時間は換気
- 湿気が強い日は長め
- 給気(ドア下のスリット等)を塞がない
3)プロ清掃・点検(賃貸は管理会社へ)
賃貸で天井材の奥まで疑う場合は、勝手に強い作業を進めるより連絡が安全です。
天井カビ取りでよくある失敗(NG集)
ここを避けるだけで、事故率が一気に下がります。
NG1:天井にカビ取り剤を直接スプレー
垂れる→目に入る→最悪。
天井は「クロスに付けて塗る」「湿布で当てる」が基本。
NG2:塩素系+酸性(クエン酸・酢など)の合わせ技
絶対にしない。危険。
NG3:ゴーグルなしで作業
“垂れないようにやる”つもりでも、ゼロにはなりません。
目だけは守ってください。
NG4:擦りすぎて天井を傷める
傷がつくと汚れが乗りやすく、再発しやすくなります。
NG5:落とした後に乾燥させない
浴室は“乾かして完成”。
換気扇を回して終わりまでがカビ取りです。
仕上げ:天井カビを「落としたあと」にやると再発が激減すること
カビを落とした直後はチャンスです。再発の芽を潰せます。
仕上げのおすすめ3点
1)天井を最後に乾拭きして、換気扇を回す
水気が残るほど再発しやすい。シンプルだけど強い。
2)浴室全体を軽く洗い流す(可能なら)
壁や床に落ちた胞子や薬剤を流せる。
※塩素系使用後は換気しつつ、肌に触れないように。
3)防カビ系アイテムを“カビゼロ状態”で使う
市販の防カビ燻煙剤(くん煙剤)や防カビスプレーは、「カビを落とした直後」に使うと効果が出やすいです。
(カビが残っている状態で使うと、上からコーティングするだけになりがち)
再発させない!お風呂天井の防カビ習慣(ここが本当のゴール)
正直、カビ取りは一回で終わらせたい。
そのために効くのは「毎日・週1・月1」の小さな習慣です。
毎日30秒:入浴後の“湿気を残さない”ルーティン
1)換気扇を回す(最低1〜2時間、できれば浴室が乾くまで)
浴室のサイズや季節で変わりますが、“乾くまで”が最も強い基準です。
2)壁と床の水滴を落とす(できれば)
スクイージー(ワイパー)で水を切るだけでも湿度が下がります。
天井までやるのは大変なので、床・壁だけでもOK。
3)浴室ドアの扱い:換気の設計に合わせる
一般的には、浴室内で空気が循環するように作られていることが多いので
- 換気扇を回す
- 給気口(ドア下など)を塞がない
が基本。湿気が外へ漏れるのが気になる場合はドアを閉め気味に、乾きが悪いなら少し開けるなど、乾きやすい方を選ぶのが現実的です。
週1:天井を「サッ拭き」するだけで増殖が止まる
カビは“汚れの膜”が大好物。薄いうちに取ると勝てます。
週1拭きのやり方(安全&簡単)
- 柄付きワイパーに乾いたクロスを挟む
- 天井をサッと撫でる
- 汚れが気になるなら、クロスにアルコールを少量つけて拭く
- 最後は乾拭き
これだけで、天井カビの再発率が本当に変わります。
月1〜2:トラップ&換気扇まわりの“乾燥力”を落とさない
浴室は「換気が弱る」と一気にカビやすくなります。
月1で見直すところ
- 換気扇の吸い込みが弱くなってないか
- フィルター(付いているタイプ)が詰まってないか
- 風が出ているのに浴室が乾きにくい → どこかに水が溜まる構造になってないか
乾燥力を維持するのが、最強の防カビです。
よくある質問(Q&A)
Q1. 塩素系を使いたくない。代替はある?
あります。ただし「落としやすさ」は塩素系が強いです。
塩素が苦手なら、まずは
- アルコール拭き(軽度)
- こまめな乾燥&拭き上げで“増やさない”
が現実的な最適解。黒が濃い場合は、短時間・湿布法で安全装備の上で使うのが結局一番早く終わることも多いです。
Q2. 天井がザラザラしていて拭きにくい
凹凸はクロスが引っかかり、汚れが残りやすいです。
- 小さめ湿布で確実に密着
- ワイパーで押し当てて接触時間を確保
この2点が効きます。
Q3. カビ取り後にツンとした臭いが残る
塩素系のニオイが残っている可能性があります。
水拭きを2回→乾拭き→換気を長めに。
無理に香りで消そうとせず、換気で抜くのが安全です。
Q4. 天井の角(パッキンや継ぎ目)だけすぐ黒くなる
継ぎ目は水分が残りやすく、胞子が溜まりやすい場所。
週1のサッ拭きで「角だけ」重点的にやると効果が出ます。
Q5. 何度も再発する。掃除が悪い?
掃除のせいというより「乾かない環境」が原因のことが多いです。
換気の時間、換気扇の性能低下、浴室内の温度差、家全体の湿度など、環境要因を疑うのが近道です。
すぐ使えるチェックリスト(コピペOK)
作業前
- 換気扇ON+換気ルート確保
- ゴム手袋/ゴーグル/マスク
- 踏み台(椅子NG)
- クロス+ワイパー(天井に届く道具)
- 塩素系を使うなら「酸性洗剤と併用しない」確認
作業中(中度の湿布法)
- ペーパーに薬剤→天井に貼る(直噴きしない)
- 10〜20分放置(製品指示に従う)
- 剥がしてゴミ袋へ
- 水拭き2回→乾拭き
- しっかり換気して終了
予防
- 入浴後、換気で乾かす
- 週1で天井サッ拭き
- 月1で換気扇まわり点検
まとめ:天井カビは「安全に落として、乾かして、増やさない」
お風呂の天井カビ取りは、怖そうに見えて、やり方が分かれば意外と淡々と終わります。
ポイントはこれだけ。
- 天井に直噴きしない(湿布法で当てる)
- ゴーグル&換気で安全を守る
- 落としたら乾燥させ切る
- 週1のサッ拭きで再発を止める
黒い点々を見つけた瞬間の「うわ…」を、今日で終わらせましょう。
天井が白く戻ると、浴室って想像以上に気持ちいいです。ほんとに。

